β-グルカン協議会のご紹介
会長挨拶
β‐グルカン協議会会長
東京薬科大学 名誉教授
大野 尚仁
この度、β‐グルカン協議会の会長となります東京薬科大学の大野です。就任に当たりご挨拶を申し上げます。
β‐グルカン協議会は2009年(平成21年)9月4日、(株)ADEKA、オリエンタル酵母工業(株)、群栄化学工業(株)、DSウェルフーズ(株)、ユニチカ(株)の5社が発起企業となり、発足しました。その後β‐グルカンの認知度も急速に上がり、多くのβ‐グルカン関連商品が誕生しています。
もともとβ‐グルカンは、ヒトの周りに様々な形で存在しています。細菌、真菌、植物などが主に生産していますが、それぞれ多種多様な構造をしており、機能も少しずつ異なります。
これらβ‐グルカンの機能性については、公益財団法人「日本健康・栄養食品協会」の「食品の機能性評価事業」でも取り上げられ、大麦は、(1)「血中コレステロールの正常化」、(2)「食後血糖値上昇抑制作用」、(3)「満腹感の持続作用」についてB判定(機能性について肯定的な根拠がある)、パン酵母は「自然免疫の活性化」についてC判定(機能性について示唆的な根拠がある)と評価されました。これらの機能は、機能性表示食品としても実用化されています。
一方、学術的にもβ‐グルカン受容体Dectin-1に関する研究、大麦β‐グルカンの機能メカニズムの解明等多くの研究成果が出ています。
こうした背景から、事業面のみならず学術面からもβ‐グルカンをますます広めていく必要があると考え、会長の重責を引き受けました。
皆さまには、今後ともβ‐グルカン協議会の活動に一層のご理解・ご支援を承りますようよろしくお願いいたします。
β-グルカン協議会の目的
β-グルカンについての科学技術的知識の蓄積を図り、広く国民の理解を得るための啓蒙活動を通じて、人々の健康に寄与し、ひいては、関連産業の健全な発展に資することを目的とします。
β-グルカン協議会活動内容
目的を達成するため、下記の活動を行います。
○科学技術的知識の蓄積
・β-グルカンに関する調査、情報収集・分析結果に基づき会員企業が公表する科学技術的知識の蓄積と体系的整理。
・今後の研究方向についての意見交換
○啓蒙活動
・β-グルカンの機能等に関する講演会(セミナー、シンポジウム)の開催。
・他の組織が開催する講演会への講師の派遣。
・インターネット、マスメディア、書籍等を通じた科学的データの提供。
・国内外の研究者との意見交換。
・消費者のオピニオンリーダーとの意見交換。
○関連産業の健全な発展
・製品表示についてのあり方についての検討
・β-グルカンのイメージを損なう活動の監視。
○趣旨にご賛同の上、本会への入会を希望する会社は、イベント申込み・問い合わせフォームにて事務局にお問い合わせください。
○入会資格
・β-グルカンに関し、その製造、販売、使用に携わっている会社。又は、事業として検討している会社。
・β-グルカンに関し、学術研究を行っている者。
β-グルカン協議会幹事企業
高純度βグルカン素材
株式会社ADEKA |
β-グルカン協議会会員企業
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黒酵母β-グルカン
■本社工場 |
高水溶性 (溶解度10%) 伊藤忠製糖株式会社 |
グローブサイエンス株式会社 |
鹿角霊芝 株式会社北海道霊芝 |
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株式会社 坂本バイオ
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大麦粉ふんわり(大麦粉) 鳥越製粉株式会社 |
フルグラ® カルビー株式会社 |
株式会社ユーグレナ |
大麦糠由来「β-グルカン」 有限会社 伊東精麦所 |
押麦、発芽押麦、大麦シリアル、もち麦 豊橋糧食工業株式会社 |
霊芝由来高純度β‐グルカン(微細粉末、水溶性)「霊芝水」 ティクソン株式会社 |
キングアガリクス100 東栄新薬株式会社 |
食用きのこ種菌 有限会社高野キノコプラント |
ユーグレナグラシリスEOD-1株 株式会社神鋼環境ソリューション |
黒酵母由来 一光化学株式会社 |
シェルライフジャパン株式会社 |